利用者が最も強い理不尽さを感じるのが、「毎月定額の通話かけ放題オプションに加入しているのに、なぜか0570だけ別途通話料を請求された」という事態です。これには通信業界特有の料金構造と契約上の明確な境界線が存在します。
NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルをはじめ、ahamo、povo、LINEMOや主要MVNO(格安SIM)が提供する「通話定額オプション」の利用規約には、必ず「他社接続サービス(0570など)への発信は定額通話の対象外」と明記されています。ナビダイヤルは、通常の電話回線網とは異なるNTTコミュニケーションズ独自の接続プラットフォームを利用するため、携帯キャリア側が接続事業者へ支払う接続料の精算ルールが一般の通話とは根本的に異なっているからです。
さらに消費者を驚かせるのが、課金がスタートするタイミングの厳格さです。ナビダイヤルに発信すると、「ナビダイヤルでおつなぎします。この通話は20秒ごとに約11円の通話料金でご利用いただけます」といった機械音声ガイダンスが流れます。このガイダンスが終了して呼び出し音が鳴り始めた瞬間から、すでに秒単位の課金メーターが回転しています。まだオペレーターが電話に出ていない、保留音を聞かされているだけの時間であっても、全額が発信者の負担として累積していく仕組みです。
上記データから明らかなように、スマートフォンから0570にかけた場合、3分間の通話で約99円、30分間の待機を含めると約990円もの通信料が発生します。一般的な固定電話からの発信であれば3分約9.35円程度で済むケースでも、携帯電話からかけた瞬間に単価が10倍近く跳ね上がるという通信インフラの格差が、ユーザーの不満を爆発させる主因となっています。