Q1:過去に取得したLPICの資格から、途中レベルでLinuCへ移行(あるいはその逆)はできますか?
A1:現在、相互互換性はありません。分裂当初は移行措置が存在した時期もありましたが、現在は完全に別団体の独立資格となっています。例えば「LPIC-1を取得している状態でLinuCレベル2を受験する」といったクロス受験での認定は認められず、どちらか一方のトラックをレベル1から順番に昇格していく必要があります。
Q2:未経験からインフラエンジニアを目指す場合、どちらが採用面接で有利になりますか?
A2:未経験採用の書類選考において、双方の評価差はほぼありません。人事担当者が見ているのは「LPICかLinuCか」という銘柄の違いではなく、「実務未経験ながら200時間近い自己研鑽を積み、16,500円×2回の自腹を切って体系的なLinuxの基礎を身につけた」という行動力と基礎理解です。学習環境の整えやすさや教材の相性で選んで問題ありません。
Q3:どちらかを取得すれば、AWSやAzureなどのクラウド案件でも即戦力になれますか?
A3:資格単体での即戦力化は過信です。パブリッククラウドの仮想インスタンス上で動作するOSの大部分はLinuxですが、AWS等の環境ではクラウド固有のネットワーク設計やIAM、マネージドサービスの理解が不可欠です。ただし、Linuxのディレクトリ構造やパーミッション、プロセス管理を理解していなければクラウド上のトラブルシュートは不可能です。Linux資格を取得した上で、AWS認定資格(SAA等)を組み合わせることで、初めて現場が求める実務力へと昇華されます。