SNSやネット広告では「ハイライトを入れれば白髪が完全に消える」「半永久的に染めなくて良い」といった過度なフレーズが散見されますが、現場のトップカラーリストへの取材によると、そこには明確な誤解が存在します。
実際には、ハイライトは「白髪を消す」のではなく「コントラストの差を縮めて目立たなくする」技術です。白髪の割合が50%を超える場合、太いハイライトを多用すると全体が金髪に近い派手なトーンになり、かえって品を損ねてしまうリスクがあります。
取材に応じた表参道のサロンディレクターは次のように明かします。「大人世代のハイライトで最も重要なのは、『ブリーチした部分をいかに上品なベージュに落とし込むか』というオンカラーの調合技術です。赤みを消しつつ、黄色く抜けさせない紫やアッシュの微量配合がプロの腕の見せ所になります」。