砂肝の真価を客観的に裏付けるのが、文部科学省が公表している「日本食品標準成分表」のデータです。生の砂肝100gあたりのカロリーは約86kcal。驚くべきことに、脂質はわずか1.8g程度しか含まれていません。同量の皮なし鶏むね肉が約105kcal、脂質1.5g前後であることを考えると、カロリー面では砂肝の方がさらに低く抑えられています。
一方で、筋肉や細胞の原料となるタンパク質は100gあたり約18.3gと非常に高水準を維持しています。炭水化物は実質的にゼロ。つまり、砂肝を構成する固形分のほとんどが純粋なタンパク質と水分、そして微量栄養素で占められている計算になります。余分な脂質を徹底的に削ぎ落としながらタンパク質を補給したい層にとって、これほど都合の良い天然食材は滅多に見当たりません。