新宿東洋ビルの歴史は、新宿西口エリアが近代的な超高層ビル街・一大商業拠点へと変貌を遂げていく歴史と重なります。昭和後期から平成、令和へと移り変わるなか、数多くの企業の創業期や成長を支える拠点として地域経済に貢献してきました。
築年数が経過していることから、ネット上では新宿東洋ビルの建て替えに関する話題が定期的に取り沙汰されます。確かに西新宿エリア一帯で進む都市再生プロジェクトの長期的な視野に立てば、将来的な建替えや共同開発の可能性を完全に否定することはできません。
しかし現況において、オーナー側による適切な耐震診断や設備リニューアル、空調・電気設備の更新工事が順次実施されており、直ちに建物を取り壊す計画や退去要請が出されている事実はありません。当面の間は、既存ストックの良さを活かした堅実なオフィスビル運用が続けられる公算が大きい状況です。