楽器店スタッフやギター講師への取材で見えてきたギター初心者の挫折理由の第1位は、「指先が痛くて15分以上練習を続けられないこと」、第2位は「Fコードが鳴らないこと」、第3位は「コードチェンジで曲が止まり、弾いていて楽しくなくなること」です。
楽器演奏は「自己効力感(できたという達成感)」が得られないと、練習そのものが心理的苦痛へと変質してしまいます。そのため、まずは音を完璧に鳴らすことよりも「止まらずにリズムをキープして歌う」ことを最優先にするマインドセットが必要です。
また、最近注目されているのがチェリーをウクレレコードで楽しむ初心者の急増です。ウクレレは弦が4本しかなく、素材も柔らかなナイロン弦であるため、指先の痛みがほぼありません。ウクレレにおけるチェリーのコードフォームは、指1〜2本で押さえられるものが大半であり、難関のFコードも指2本(人差し指:2弦1フレット、中指:4弦2フレット)で簡単に押さえられます。「まずは弾き語りの楽しさを味わいたい」「指が小さくてアコギのネックが握れない」という方は、ウクレレから入門してリズム感覚を養うのも極めて合理的な選択肢です。