飼育するカエルの品種や成長ステージによって、要求されるエサの種類や給餌頻度は根本から異なります。現場の飼育データに基づき、代表的な種ごとの管理ルーティンを整理しました。
ニホンアマガエル・樹上性カエル(イエアメガエル等)
ニホンアマガエルの食べるものは、頭部の幅より小さいサイズの生きた昆虫です。ピンセット給餌に慣れる個体もいますが、基本はケージ内に小型コオロギ(SS〜Sサイズ)やショウジョウバエを放ち、自力でハントさせます。給餌頻度は幼体で毎日〜2日に1回、成体なら2〜3日に1回が目安です。
ツノガエル類(クランウェル・ベルツノガエル)
待ち伏せ型の捕食者であるツノガエルの餌のやり方は、専用の人工飼料をピンセットで挟み、口元で小刻みに揺らして反射食いを誘発させる方法が主流です。消化器官への負担を避けるため、ベビー時は2〜3日に1回(パチンコ玉サイズ)、アダルト個体は1〜2週間に1回(ピンポン玉大)と、成長に合わせて間隔を大きく空けるのが長寿の秘訣です。
幼生期:オタマジャクシのエサと移行期
カエルになる前のオタマジャクシは、成体とは異なり植物質を含む雑食性です。アクアリウム用の熱帯魚フード、沈下性のプレコタブレット、茹でたホウレンソウなどを好んで食べます。ただし、手足が生えて尾が吸収される変態期に入ると消化器の構造が肉食用へ変化するため一切エサを食べなくなります。上陸直後は極小のトビムシや初齢コオロギを用意しておく必要があります。