今でこそ重戦車のような迫力を誇る大谷選手ですが、花巻東高校時代は身長193cmに対して体重86kg前後と、スラリとした長身細身の体型でした。当時から肩幅のフレーム自体は広かったものの、現在のような圧倒的な筋肉量はまだ備わっていませんでした。
転機となったのは、日本ハムファイターズ時代からスタートした本格的なフィジカル強化、そしてメジャー移籍後の計画的な肉体改造です。メジャー特有の硬いマウンドや連戦、160km/hを超える剛速球とパワーヒッターに対抗するため、大谷選手はオフシーズンごとに徹底したバルクアップを重ねました。
2020年〜2021年にかけて肩周りと胸板の厚みが劇的に増し、二刀流としてフル稼働しながらもブレない強靭な体幹と、規格外の飛距離を生み出す上半身の鎧を手に入れたのです。高校時代からの写真を見比べると、首の太さから肩の丸み、僧帽筋の盛り上がりまで、完全に別人のような進化を遂げていることが分かります。