ゆとろ嵯峨沢の湯を巡っては、アクセスや設備に関してインターネット上でいくつかの典型的な思い込みや誤解が存在します。現地を訪れて後悔しないために、以下の盲点を頭に入れておく必要があります。
第1の誤解は、「最寄り駅から歩いて簡単に行ける」という錯覚です。地図アプリ上で見ると、JR東海道線の真鶴駅や湯河原駅から直線距離ではそれほど遠くないように感じられます。しかし、実際には海沿いの標高から一気に山の中腹へと駆け上がる過酷な上り坂が立ちはだかります。重い荷物を抱えて徒歩で登り切るのは健脚な登山者でない限り現実的ではありません。徒歩旅行を計画している場合は、駅からタクシー(片道およそ1,500円前後)を利用するか、バスを利用して最寄りのバス停から最小限の坂道を歩くルートを選択するのが鉄則です。
第2の盲点は、「館内での食事環境」です。かつてフル稼働していた館内食堂は、時間帯や曜日によって軽食のみの提供に限定される場合や、営業形態が縮小されている時期があります。「温泉に浸かった後に豪華な定食をお腹いっぱい食べる」と無計画に向かうと、近隣の飲食店を探す羽目になりかねません。湯河原駅周辺のグルメスポットや吉浜海岸沿いのカフェをあらかじめリサーチし、食事を済ませてから入館するか、入浴後に移動するスケジュールを組むのがスマートな旅程のコツです。