視界が悪化する夜間や濃霧時、停電下の暗闇では、腕の動きが見えにくくなるため赤色誘導棒などの灯火を用いた手信号が実施されます。灯火の合図は、昼間の腕の動きをそのまま光の軌道に置き換えた構造になっています。
夜間の灯火合図における基本動作は以下の3パターンです。
- 灯火を横に振る合図(青信号):警察官が灯火を振っている方向と「並行する交通(側面)」に対して進行を許可します。このとき、振られている灯火と「対面する交通(正面・背面)」に対しては赤信号となります。
- 灯火を頭上に高く掲げる合図(黄信号):並行していた交通に対して停止を促す黄信号を示します。対面する交通に対しては引き続き赤信号です。
- 灯火を前後に振る合図:特定の車線や右左折車に対して個別進行を促す指示として用いられるケースがあります。
夜間は周囲の光量が落ちているため、警察官自身が反射ベストを着用しているものの、誘導棒の光の軌跡に意識を集中させないと見落とす危険性が高まります。減速して確実に合図の方向を視認することが事故防止の鉄則です。