披露宴会場の中で、ゲストの視線が最も長時間留まるのが高砂(新郎新婦席)だ。ここでのメインテーブル装花にメリハリを利かせた予算配分を行うことが、全体の満足度を跳ね上げる極意と言える。あえて高砂の前面を一列に埋め尽くす従来型をやめ、新婦のドレスが映えるサイド集中型のデコレーションに切り替えることで、洗練されたアシンメトリーの美しさとボリューム感を両立できる。
さらに、会場装飾のプロフェッショナルである日比谷花壇などの現場でも実践されているのが、テーブルコーディネート全体を用いた視覚補正だ。テーブルクロスの色をダークトーンや深みのあるニュアンスカラーに変更するだけで、上に乗せるお花の色みが浮き立ち、輪数が少なくても劇的に華やかで見栄えのするコントラストが完成する。