結論から言えば、「二郎系ラーメンは一杯で2,000kcalを超える」という言説は誇張でも都市伝説でもありません。一般的なラーメンチェーンの醤油ラーメンが約600〜800kcalであることを考慮すると、ラーメン二郎のカロリーは一杯で一般的なラーメンの2倍から3倍に相当します。
まず押さえるべきは、看板に「小」と書かれていても実態は決して少量ではないという事実です。多くの二郎系店舗における「小ラーメン」は、一般的なラーメン店の特盛りや大盛り以上のボリュームを誇ります。この小ラーメン(標準トッピング)の段階で、すでに推定1,400〜1,600kcal前後に達しています。ここに無料トッピングのコールが加わることで、カロリーの針は一気に跳ね上がります。
「豚マシ(チャーシュー追加)」を選択すると、脂身をたっぷり含んだ煮豚が数枚追加され、それだけでプラス300〜500kcalが上乗せされます。さらに「アブラマシ」を宣告すれば、豚の背脂がレードルで豪快に振りかけられ、二郎系のアブラ増しによるカロリーは150〜300kcalが瞬時に加算されます。大ラーメンを選択し、豚マシ・アブラマシマシを実行した場合、総カロリーは容易に2,300〜2,600kcalの領域へ突入します。成人男性が一日に必要とする推定エネルギー必要量(約2,400〜2,700kcal)を、わずか十数分の食事で完結させてしまう計算です。
また、カロリーと同時に見逃せないのが二郎系ラーメンの糖質量です。一般的な成人の1食あたりの推奨糖質量が40〜50gとされる中、二郎系ラーメン一杯にはおよそ180〜220gもの糖質が含まれています。この圧倒的な糖質と、スープや豚から溶け出した莫大な脂質が同時に血中へ流れ込むことで、インスリンの過剰分泌を引き起こし、極めて体脂肪が合成されやすい代謝状態を作り出します。