銀行の窓口に備え付けられている振込依頼書は、一般的に「3枚綴りの複写式伝票(1枚目:振込依頼書、2枚目:振込金受取書=控え、3枚目:振込受付票など)」となっています。用紙の細かなレイアウトは三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、あるいは地方銀行によって若干異なりますが、記載が求められる基本項目は全国統一です。以下の手順に沿って、ボールペンで強くはっきりと記入を進めてください。
【振込依頼書記入例のチェックリスト】
- 振込指定日:手続きを行う当日、または振込予約を行う希望日を西暦または和暦で記入します。
- 振込先金融機関名・支店名:受取人の銀行名(信託銀行・信用金庫・農協等を含む)と支店名を正確に記入し、「本店」「支店」「出張所」の該当区分に丸を付けます。
- 預金種目:「普通」「当座」「貯蓄」などから該当する種別を選択して丸で囲みます。一般個人や多くの法人は「普通」ですが、商取引では「当座」も頻繁に使われます。
- 口座番号:受取口座の番号を右詰めで記入します。通常は7桁ですが、桁数が足りない場合は先頭に「0」を補完するケースと、そのまま右詰めで記載するケースがあります。
- 受取人名(口座名義人):漢字表記だけでなく、必ず「カタカナ(フリガナ)」を明瞭に書きます。機械処理(全銀システム)ではカタカナ名義が照合キーとなるため、濁点(゛)や半濁点(゜)を1マス使うかどうかも用紙のマス目指示に従ってください。
- 振込金額:改ざん防止のため、数字の先頭に「¥」マークを付け、末尾に「―」や「※」を書き添えるのが慣例です(例:¥1,500,000―)。チェックライター(印字機)が設置されている窓口では、機械印字を利用することも推奨されます。
- 依頼人(あなた)の情報:送金者の住所、氏名、日中に必ず連絡が取れる電話番号を記載します。名義相違などのエラーが発生した際、窓口から即座に連絡が入るため、携帯電話番号の記入が確実です。
法人名義振込依頼書の書き方における注意点
会社名義で送金する場合、依頼人欄には「会社名」に加えて「代表者の肩書および氏名」を併記するのが基本です(例:株式会社〇〇 代表取締役 〇〇〇〇)。ただし、受取先から「請求番号」や「顧客番号」を振込名義人の前後に付加するよう指定されている場合は、金融機関の窓口端末で入力可能な文字数(通常カタカナ48文字以内)に収まるよう、「123456 カ)マルマル」といった形式で簡潔に記載する必要があります。文字数が超過すると機械照合ではじかれ、窓口での確認作業に余計な時間を要することになります。
ゆうちょ銀行振込依頼書見本と一般銀行の違い
郵便局(ゆうちょ銀行)で送金する場合、一般的な銀行宛ての振込用紙とは別に、郵便振替専用の「払込取扱票」が存在します。青色の用紙は「払込手数料受取人負担(公衆負担)」、赤色の用紙は「払込手数料加入者負担(料金受取人負担)」となっており、用紙の種類自体が手数料負担を決定づける仕組みです。他行あてに送金する場合は、ゆうちょ銀行所定の「他行振込用の振込依頼書」を使用し、記号・番号ではなく「振込用の店名(3桁)・口座番号(7桁)」に変換した情報を記入しなければなりません。