猫がしんどい時の寝方と危険なサイン|香箱座りとの決定的な違い

猫がしんどい時の寝方と危険なサイン|香箱座りとの決定的な違い

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愛猫家におなじみの「香箱座り(前足を胸元に折りたたんで座る姿勢)」は、一見するとリラックスしているように見えます。しかし、ここには猫香箱座り痛がっている見分け方という、生死を分ける観察の落とし穴が存在します。

一見同じように見える座り姿でも、健康な香箱座りは足先を完全に胸郭の下へとしまい込み、体重を床に預けています。一方で、腹腔内の臓器(膵臓、腎臓、胃腸など)に激痛を抱えている際の猫うずくまり動かない理由は、腹部を床につけると圧迫痛が生じるため、前足の肉球を床につけたまま、わずかに体重を浮かせている点にあります。

獣医学領域で客観的ペインスケールとして国際的に普及した猫フェイシャルスケール表情の見方(FGS:Feline Grimace Scale)を照らし合わせることで、痛みの有無はより明白になります。

痛みに苦しんでいる猫の顔郭には、以下の4つの顕著な変化が表れます。

第一に「耳の位置」です。通常は前を向いてピンと立っている耳が、左右に平たく倒れる「イカ耳」状態になります。第二に「目の形状」で、穏やかなアーチを描かず、目を細めて険しく引きつったスリット状になります。第三に「マズルの緊張」であり、ヒゲの根元が横や前方にピンと突っ張り、口元が引き締められます。そして第四に「頭の位置」が肩のラインよりも極端に低く沈み込みます。

これらが揃っている場合、愛猫は穏やかにまどろんでいるのではなく、体内で燃え盛る激痛に一人で耐え忍んでいると判断しなければなりません。

佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

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