『クローズ』の正統続編である『WORST』との比較議論においても、キャラクターたちの立ち位置は興味深い変遷を辿ります。
『クローズ』終盤で頭角を現したゼットン、キングジョー、武田好誠、中島信助の「新四天王」は、『WORST』の時代において街の重鎮・伝説として語り継がれます。特にゼットンは鈴蘭男子高校の頭領格として精神的にも大きく成長を遂げました。
しかし、『WORST』の最強キャラクターである花木九里虎や月島花と比較した場合でも、全盛期のリンダマンや坊屋春道が残した「絶対的な威圧感」は別格です。高橋ヒロシ氏自身がインタビュー等で示唆してきた通り、初代主人公である坊屋春道と孤高の怪物リンダマンの存在は、シリーズ全体における到達不可能な天井(ベンチマーク)として設計されていることが読み取れます。