二宮和也『虹』歌詞の意味と眼鏡を外す理由|続編の真相と制作秘話の全貌

二宮和也『虹』歌詞の意味と眼鏡を外す理由|続編の真相と制作秘話の全貌

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『虹』の物語は、2007年だけで完結しませんでした。5年後の2012年にリリースされたアルバム『Popcorn』において、二宮は『虹』のアンサーソングとして『それはやっぱり君でした』を発表します。作曲には再び多田慎也氏を迎え、歌詞には『虹』のフレーズが反転・呼応するように散りばめられました。両曲の構造的相違とメッセージ性を比較分析すると、二宮和也が描いた壮大なストーリーテリングが浮き彫りになります。

比較項目『虹』(2007年)『それはやっぱり君でした』(2012年)編集部の分析・表現意図語り手の視点女性目線(愛する彼を見守る側)男性目線(遺された彼が回想する側)視点を対照にすることで、互いがどれほど深く想い合っていたかを立体化。物語の結末・状況日常の愛と未来への歩み(生と現在)愛する人との永遠の別れ(死別と記憶)幸福の絶頂から一転、喪失を描くことで愛の不変性を証明する悲劇的構成。象徴的なキーフレーズ「ありがとう」「きみのとなり」「ごめんね」「もう会えない」『虹』の幸福なフレーズを『君でした』で回収し、切なさを何倍にも増幅。ステージング・視覚演出眼鏡、ピアノ弾き語り、視線の解放雨と水滴、スクリーンの映像演出、祈り雨が上がり虹が出る『虹』と、降りしきる雨の中で立ち尽くす続編の対比。

『それはやっぱり君でした』の歌詞によって、『虹』で描かれていた眩い日常が「二度と戻らない尊い時間」であったという切ない輪郭が与えられました。この2作が揃うことで、単なるポップソングの領域をはるかに超越した、映画一本分に匹敵する重厚な叙事詩が完成したのです。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。