フリーホイーラーズを語る上で欠かせないのが、前身ブランドである「BOOTLEGGERS REUNION(ブートレガーズ・リユニオン)」の存在です。2000年代半ばまでアメカジシーンを牽引したブートレガーズから、なぜフリーホイーラーズへと移行し、何が進化したのかを整理します。
かつてのブートレガーズは、1960〜70年代のカウンターカルチャー、サイケデリック、ヒッピーといった空気感を強く反映したデザインが特徴でした。一方、2000年代後半に立ち上げられたフリーホイーラーズは、その射程を1800年代後半のワーク黎明期から1940年代のミリタリー、1950年代のモーターサイクル黄金期へと大幅に拡張しています。
生産背景においても、旧ブートレガーズ時代以上にオリジナルテキスタイルの開発を強化。糸の撚り(撚糸数)や染色段階から特注するアプローチが標準化されました。古着愛好家の間では「ブートレガーズ期の荒削りな熱量」を好む層も一定数存在しますが、テーラーメイドの技術を注入した縫製クオリティやシルエットの洗練度においては、現在のフリーホイーラーズが円熟期を迎えているとの見解で一致しています。