茹でた筍の保存術!冷凍スカスカ防止と美味しさを保つプロの裏技

茹でた筍の保存術!冷凍スカスカ防止と美味しさを保つプロの裏技

茹でた筍の保存術!冷凍スカスカ防止と美味しさを保つプロの裏技を徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を分かりやすく展開します。

知人からコンテナ単位で譲り受けた場合や、山で大量に収穫した場合は、冷蔵や家庭用冷凍庫のキャパシティをあっという間に超えてしまいます。そうしたプロユースの環境で活躍するのが、昔ながらの知恵を現代の衛生基準でブラッシュアップした「煮沸脱気瓶詰め」と「塩漬け」です。

1年保存を可能にする「筍の保存 瓶詰め 脱気 手順」

市販の水煮タケノコと同じ原理で、完全な無菌真空状態を作り出す手法です。耐熱ガラス瓶(密閉できる金属フタ付き)を用意します。

  1. 煮沸消毒:大鍋に湯を沸かし、瓶本体とフタを沈めて数分間煮沸消毒し、清潔な布巾の上で自然乾燥させます。
  2. 充填:使いやすい大きさに切った茹でタケノコを瓶の8〜9分目まで隙間なく詰め、沸騰したきれいな湯を瓶の口から1cm下まで注ぎます。
  3. 仮締めと加熱:フタを指先で軽く締める程度(蒸気が抜ける余裕を残す)にして、瓶の半分が浸かる深さの湯を張った鍋に入れます。鍋のフタをして弱中火で約20〜30分間煮沸し、内部の空気を熱膨張によって追い出します。
  4. 完全密閉と本脱気:火を止める直前、火傷に厳重警戒しながら厚手の布巾やオーブンミトンを使い、フタを力一杯完全に締め上げます。その後、瓶全体が完全に沈む深さの湯でさらに15〜20分間煮沸(本殺菌)します。
  5. 冷却:取り出して逆さに置き、常温までゆっくり冷却します。冷却に伴い内部の蒸気が水に戻り、強烈な陰圧が発生してフタの中央が「ペコッ」と凹めば脱気成功です。冷暗所で約1年間の常温保存が可能です。

伝統の知恵を極める「たけのこ 塩漬け 長期保存」

瓶の用意が難しい場合の古典的な保存法が塩漬けです。タケノコの重量に対して20%〜30%の粗塩を使用します。下茹でしたタケノコを半割りにし、保存容器の底に塩を敷き詰め、「塩→タケノコ→塩」と交互に層を重ねていきます。一番上をたっぷりの塩で完全に覆い、重石をして水分(塩水)が上がってくるのを待ちます。冷暗所に置けば1年以上の保存が可能です。

ただし、利用時には念入りな塩抜きが必須となります。調理の前日からボウルにたっぷりの水を張り、数回水を替えながら半日〜1日かけて塩分を抜く手間が発生する点だけは留意してください。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。