長年夏の風物詩として親しまれてきた『24時間テレビ』も、近年もっとも風当たりが強い番組の一つだ。「愛は地球を救う」のテーマのもとで行われるチャリティ活動だが、障害者の取り上げ方に対する「感動ポルノ」批判や、制作費・出演料に関する透明性の欠如が指摘され続けている。
日本民間放送連盟が掲げる放送の倫理や社会的責任の観点からも、チャリティ番組のあり方そのものが問われる局面を迎えた。寄付金の不祥事や演出のマンネリ化が重なり、従来の感動的な演出手法は視聴者に見透かされている。もはや単なる「お気持ち表明」や伝統の踏襲だけでは、肥え肥えた視聴者の信頼を取り戻すことは困難だと言わざるを得ない。