フランス人の父親と日本人の母親の間に生まれたマーク・パンサーは、幼少期からその卓越した存在感を発揮していた。幼少期からモデルとして活動を始め、『MEN'S NON-NO』をはじめとするトップファッション誌で人気を博した経歴を持つ。1970年生まれという生年月日を聞いて意外に思うファンが多いのは、若々しいルックスだけでなく、ストリートカルチャーやクラブシーンのトレンドを常に先取りするフレッシュな姿を保っているからだろう。
モデルやタレントとしての成功に甘んじることなく、彼は音の世界へ深く傾倒していった。MTVのVJとして音楽の最先端に触れ続けた経験は、その後のキャリアにおける強固なベースとなる。言葉の壁を軽々と超える言語感覚と、洋楽と邦楽の良さをクロスオーバーさせる独創的なラップスタイルは、まさに彼ならではの武器であった。