ネット上のコミュニティでは、時折「ずんだもんの独走によって、元祖である東北ずん子の存在感が薄れたのではないか」という議論が見受けられます。しかし、これは実態を見誤った表面的な見方に過ぎません。
実際には、ずんだもんの動画から入ったライト層が、やがて東北三姉妹のドラマCD、NEUTRINOでの本格的な音楽作品、地元東北のコラボイベント(白石市をはじめとする各地の観光タイアップ)へと自然に流入する強固な導線が成立しています。
さらに、音声合成ツールの使い分けにおいても、落ち着いたナレーションには「東北ずん子」、高品位な歌唱パートには「東北きりたん」、感情的な掛け合いや解説役には「ずんだもん」「東北イタコ」といった具合に、ファミリー内で見事な役割分担が確立されています。単体キャラクターのヒットではなく、相互補完的なエコシステム全体が機能している点が、一過性のブームに終わらない強さの源泉です。