世間に最も大きな衝撃を与えたのが、2022年8月に発表された「新しい家族のかたち」への移行でした。ryuchellとpeco双方がSNSおよび公式発表を通じて明らかにしたのは、法的な夫婦関係を解消し、今後は「人生のパートナー」として同居を続けながら、息子の育児を共に担っていくという選択でした。
この決断の根底には、ryuchell自身が長年抱え続けてきた「夫であること」への精神的プレッシャーがありました。自著やメディア取材において、ryuchellは「男らしく生きなければならない」「模範的な夫でいなければならない」という世間の期待と、自身の心の内にあるアイデンティティとの乖離に激しく苦しんでいた胸の内を明かしています。pecoにすべてを打ち明けた際、pecoは涙を流しながらも「今まで苦しかったね」と受け止め、2人で数ヶ月に及ぶ対話を重ねた末に出した結論でした。
報道各社が「離婚」というセンセーショナルな見出しで報じる中、2人が強調したのは「決して不仲や裏切りによる破局ではない」という点です。戸籍上の関係性を手放す一方で、同じ家で暮らし、息子の送迎や日々の家事を分担し、比嘉企画の経営も共同で進める道を選びました。形式主義にとらわれず、実質的な愛情とリスペクトを維持しようとした試みこそが、彼らが選択したりゅうちぇる家族の歩みにおける決定的な真実でした。