13Tラフター性能表の見方と限界値!タダノとKatoを徹底比較

13Tラフター性能表の見方と限界値!タダノとKatoを徹底比較

13Tラフター性能表の見方と限界値!タダノとKatoを徹底比較に関する主要なデータを分かりやすく解説いたします。

クレーン選定で最も重大な過誤を招くのが、「13トンラフター 作業半径揚程図」と「アウトリガー張出幅 限界荷重」の関係性を軽視することです。定格総荷重表における13tという数値は、ブーム長5.3m、作業半径1.5m〜1.7m、かつアウトリガーを最大張出(4.7m)した状態で、クレーン本体の真正面または真後ろに近い角度でしか発揮されません。

建設現場で頻発するリアルな作業半径は8m〜15m、ブーム角度40°〜60°の範囲です。作業半径揚程図を読み解くと、ブームを15m程度伸ばし、作業半径を10m取った時点で、定格総荷重は一気に1.0t〜1.3t前後まで低下します。さらに、吊り荷本体の重量だけでなく、フックブロックの自重(主巻きフックで約90kg〜100kg)やスリングワイヤー、シャックルなどの吊り具の重量も差し引かなければなりません。

さらに現場を追い詰めるのがアウトリガーの張出制限です。13tラフターはアウトリガー張出幅を「最大(4.7m)」「中間(4.3m / 3.5m / 2.5m)」「最小(1.64m前後)」の段階で調整できます。しかし、敷地境界のブロック塀や狭小道路の側溝によってアウトリガーが片側中間(2.5m)や最小しか出せない場合、コンピューター(過負荷防止装置・AML)が作動し、側方吊りの限界荷重は最大張出時の30%〜40%以下まで強制的に絞り込まれます。半径10mで500kgの荷物すら持ち上がらなくなる現象は、この張出幅制限が引き起こしているのです。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。