テレビ番組や雑誌のインタビューで中村嶺亜本人が明かしている入所理由は、自発的なアイドル志望ではなく「両親や周囲が勝手に応募した」という、いわゆる王道のスカウト・推薦パターンでした。
当時の中村嶺亜は、父親の影響で始めたスケートボードに熱中しており、全国規模の大会で優勝を果たすほどのトップジュニアスケーターとして将来を嘱望されていました。オーディション当日、実は重要なスケートボードの大会が予定されており、本人は「絶対に大会に行きたいから、オーディションなんか行きたくない」と猛反発していたと述懐しています。
しかし、親から「スケボーの道具を買ってあげるから」と説得され、しぶしぶオーディション会場へ向かうことになりました。会場では特技披露の機会があり、中村嶺亜は持参したスケートボードの実演を披露。当時のプロデューサー陣の目を引き、即座に合格を勝ち取ることとなりました。本人の意図せぬところで転がり込んだ運命が、今日に至るトップアイドルの出発点となったのです。