ブヨ虫刺されの激痛と腫れ!跡を残さない応急処置と市販薬の選び方

ブヨ虫刺されの激痛と腫れ!跡を残さない応急処置と市販薬の選び方

ブヨ虫刺されの激痛と腫れ!跡を残さない応急処置と市販薬の選び方にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

ブヨに刺された直後、患部にはポツリと小さな出血点(赤い点)が見られる程度で、蚊に刺されたときのような強いかゆみや痛みをその場で感じるケースは稀です。この初期症状の乏しさが、多くの被害者に初動対応を誤らせる最大の罠となっています。

蚊は毛細血管に微細な口吻(針)を直接挿入して吸血しますが、ブヨはノコギリ状の大顎で皮膚の表面を噛みちぎり、にじみ出た血液をすするという極めて荒々しい吸血行動をとります。その際、ブヨの唾液腺から注入される毒素(シムリアトキシンなど)には、血液の凝固を防ぐ成分と局所麻酔作用を持つペプチドが含まれているため、被害者は噛まれた瞬間になかなか気づくことができません。

真の地獄は、毒素が体内に入って半日〜翌日(刺されてから24時間〜48時間後)に訪れます。体内の免疫システムが遅延型アレルギー反応(IV型過敏反応)を起こすことで腫れのピークを迎え、患部周囲が赤く熱を持って硬く盛り上がります。特に足首やふくらはぎを刺された場合、下肢全体が象の足のように肥大化し、靴が入らなくなったり関節を曲げるだけで激痛が走って歩行困難に陥るケースも珍しくありません。

この激しい腫れと灼熱感を伴うかゆみは、適切な処置を行わなければ1週間から2週間以上持続します。毒素に対するアレルギー抗体の保有量によって個人差はあるものの、大人であっても日常生活に深刻な支障をきたすのがブヨの虫刺され症状における最大の脅威です。

森 瞳
著者

森 瞳

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