「もはやサプライズではない。サムライブルーは強豪を脅かす存在ではなく、彼ら自身が紛れもない強豪(Powerhouse)となった」――。英紙『The Guardian』が配信した特集記事の冒頭には、日本サッカーの進化に対する偽らざる敬意が記されていました。かつての番狂わせ(ジャイアントキリング)という文脈は完全に消え去り、ピッチ上で見せる戦術的完成度と個々のインテンシティが正当に評価されています。
特にドイツのサッカー専門誌『kicker』は、カタール大会での敗戦以降も日本代表の戦力推移を継続的に追跡取材。「遠藤航や伊藤洋輝のようにブンデスリーガをステップに世界基準へ到達したタレントが、チーム全体の基準(スタンダード)を欧州メガクラブ級に押し上げた」と分析。戦術的な規律(Ordnung)を一切崩さずに、局面打開の個性を発揮できるチームとして、欧州選手権の優勝候補にも匹敵する完成度だと報じました。
また、辛口な論調で知られるフランスのスポーツ紙『L'Équipe』は、アジア最終予選で見せた圧倒的な得失点差とアウェイゲームでの試合巧者ぶりに着目。「敵地での劣悪なピッチコンディションや完全アウェイのプレッシャーを微塵も感じさせない冷徹な試合運びは、南米予選を勝ち抜くアルゼンチン代表やブラジル代表のそれに極めて近い凄みがある」と、精神的なタフネスを最大級の賛辞で表現しています。