映画『ナラタージュ』有村架純が見せた覚悟|濡れ場と結末の真実を解剖

映画『ナラタージュ』有村架純が見せた覚悟|濡れ場と結末の真実を解剖

映画『ナラタージュ』有村架純が見せた覚悟|濡れ場と結末の真実を解剖を徹底追究! 知っておきたい 情報と解説を分かりやすく展開します。

本作のストーリーは、高校時代に居場所を失い孤立していた工藤泉が、演劇部顧問の教師・葉山貴司に救われた過去の回想から幕を開けます。大学2年生になった泉のもとに、葉山から「後輩たちの演劇部創立記念公演を手伝ってほしい」と突然の電話が入ることで、封印していたはずの禁断の感情が再び動き出します。

再会した葉山は、別居中であるものの過去に心に深い傷を負った妻との婚姻関係を清算できずにいました。泉を特別視しながらも決定的な一線を越えようとしない葉山の優柔不断さに翻弄される泉。やがて泉は、自らに真っ直ぐな愛情を注いでくれる小野玲二(坂口健太郎)と交際を始めますが、小野の独占欲とDVまがいの執着、そして泉自身の心に残る葉山の影が、関係を急速に破綻へと導いていきます。

物語の結末において、葉山は妻の実家へ向かい、正式に夫婦関係の修復・向き合いを決断します。泉と葉山は富山の小さな宿で一夜を共にし、お互いの存在を肉体と記憶に刻みつけながらも、永遠の別れを選択。ラストシーンで社会人となった泉は、葉山から贈られた壊れた懐中時計を静かに見つめ、「決して消えることのない痛みを抱えたまま、前を向いて生きていく」という静謐な幕引きを迎えます。

この結末に対し、公開当時のネットやレビューサイトでは「救いがなさすぎる」「ハッピーエンドを期待していたのに後味が苦い」という落胆の声が上がる一方で、「美談に逃げない大人の恋愛の本質」「忘れられない人を抱えて生きる現実の重みが見事に描かれている」といった絶賛の声が拮抗し、大きな賛否両論を巻き起こしました。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。