2021年は、毎週の放送直後からネット上で怒涛の推理合戦が繰り広げられたドラマ2021 サスペンス 傑作が目立った年でもあります。その筆頭が、日曜劇場で平均世帯視聴率15.3%(関東地区)を記録した『天国と地獄 〜サイコな2人〜』です。
『天国と地獄 サイコな2人 考察』でネット上が沸いた最大の要因は、単なる入れ替わり劇にとどまらず、連続殺人事件の裏に隠された悲痛な人間ドラマと社会の歪みが巧みに描かれていた点にあります。綾瀬はるかが見せた冷酷な表情と、高橋一生が醸し出す乙女のような仕草のギャップは視聴者を圧倒。真犯人「東朔也(師匠)」の正体や、満月の夜の因縁にまつわる伏線が見事に回収されていく構成は、森下佳子脚本の真骨頂でした。
また、秋から2クール連続で放送された『真犯人フラグ』や、警察官のリアルな日常を描きつつ事件を追う『ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜』など、サスペンスとエンターテインメントの巧みな融合が視聴者を釘付けにしました。