全国の中学校・合唱団における選曲会議のデータや教員の声を検証すると、この楽曲が選ばれる理由と同時に、演奏上の落とし穴も浮き彫りになります。
「クラス合唱で初めて全員がまとまった」「卒業式で保護者も教員も涙を流した」という感動の声が多く寄せられる一方で、「男声の音量が足りず、サビで女声にかき消されてしまった」「伴奏が走ってしまい、合唱が息切れした」という失敗例も見受けられます。
【プロの結論】おすすめできるクラス・慎重になるべき状況の判断基準
◎ 選曲を強くおすすめできる状況:
- 変声期を終えた、または安定して響かせられる男声生徒が一定数(クラスの3分の1以上)確保できている場合。
- クラスや団体の表現力を高め、歌詞の深い情景描写やメッセージ性をじっくり掘り下げて歌い込みたい場合。
- 卒業式や文化祭のトリなど、聴衆に強い感動とメッセージを届けたい舞台。
▲ 慎重な検討・工夫が必要な状況:
- 男声の人数が極端に少なく、低音の音圧が著しく不足している場合(ソプラノ・アルトの音量バランスを抑制する指導が必須)。
- テンポキープが苦手で、感情が高ぶると全体が急激に早くなってしまう傾向がある団体(メトロノームを用いた客観的リズム練習が不可欠)。