ジミー大西の現在と伝説の裏側を徹底解剖すると、メディアの前で見せる破天荒な姿とは裏腹に、創作活動に対する並々ならぬストイックさが浮かび上がってくる。絵画の制作期間中、彼は何時間も没頭し、寝食を忘れて細部を描き込み続けるという。
長年彼を近くで見守ってきた関係者の間では、未公開のエピソードが今も語り継がれている。かつて海外で絵の修業をしていた時期、語学の壁にぶつかりながらも言葉を超えたスケッチで現地の人々と打ち解けた話や、絵の具の匂いにこだわりすぎて周囲を困惑させた珍事件など、逸話には事欠かない。吉本興業の歴史においても、これほどまでに異彩を放ち、周囲から愛され続ける存在は極めて稀である。