多くの視聴者が息を呑み、そして腹を抱えて笑ったのが、レギュラー放送の最終回で明かされた驚愕のどんでん返しです。幾重もの隠蔽工作を乗り越えてきた秀作の前に、シリーズ最大の「もみ消せない真実」が立ちはだかりました。
最終回において、なんと秀作は「北沢家の実の子ではなかった」という衝撃の事実が判明します。25年前、病院で手違いがあり、北沢家の本当の次男と、街の小さなケーキ屋の息子が取り違えられていたのです。これまで家族の無茶振りに耐え、身を粉にして犯罪まがいの隠蔽工作を行ってきた秀作は、法律的にも血縁的にも北沢家の人間ではないという残酷な現実を突きつけられます。
秀作は警察官を退職し、実の父親が営む洋菓子店へと引き取られ、パティシエ見習いとしての質素な生活をスタートさせます。しかし、物語は単なる感動のヒューマンドラマには着地しません。北沢家の面々は、秀作が去った後も「もみ消し役」としての彼の存在の大きさに気づき、結局はパティシエとして働く秀作の元へ新たなトラブルの相談に訪れます。血縁の枠組みを超えた「都合のいい共依存」が成立した瞬間であり、視聴者の間で爆発的な反響を呼びました。
この特異な幕引きは、翌年2019年6月29日に放送されたスペシャルドラマ『もみ消して冬 2019夏 〜夏でもまったく問題ない〜』へとダイレクトに接続されます。秀作はパティシエとして自立を目指し、北沢家のドタバタ劇から脱却しようと試みるものの、泰蔵がAIを導入して家族運営を効率化しようとした結果、再び一家の不祥事が発生。秀作は「やはり自分がいなければこの家族は崩壊する」と、AIと知恵比べをしながら再びもみ消し作戦へと身を投じることになります。