ネット上で「生きたメキシコ」に関する噂が広まるにつれ、いくつかの誤解や不正確な情報も定着しています。ここでは代表的な誤認を是正しておきます。
第一の誤解は、「映画やフェイクニュースの特撮CGではないか」という言説です。一部の掲示板では「精巧に作られた作り物」と主張する書き込みが見られますが、メキシコ治安当局および国際的な人権監視団体の報告資料により、カルテルが敵対組織のメンバーを処刑した実際の凶悪事件であることが確認されています。
第二の盲点は、動画共有サイトやWeb検索における二次被害リスクです。かつてショック動画を専門にホスティングしていた海外のゴアサイト(BestgoreやLiveLeak等)は、国際的な規制強化や運営者逮捕によって相次いで閉鎖されました。しかし、2026年現在においても、Telegramなどの暗号化メッセンジャーアプリやダークウェブ、X(旧Twitter)のスパムアカウント等を通じて動画への誘導リンクが撒かれているケースが散見されます。
これらのリンクを踏むと、悪質なアドウェアや身代金要求型マルウェア(ランサムウェア)に感染させられたり、フィッシング詐欺の標的になったりする危険が極めて高くなります。つまり、精神的被害だけでなく、デバイスや個人情報のセキュリティ面でも極めて危険な行為であることを認識しなければなりません。