Q1:首を回したときの「ゴリゴリ」と「ポキッ」は何が違うのですか?
A1:「ポキッ」という音は関節内の気泡が破裂するキャビテーション現象であり、「ゴリゴリ」「ジャリジャリ」という音は筋膜の癒着による摩擦音やすり減った関節軟骨同士が擦れ合う軋轢音です。ゴリゴリ鳴る音は筋肉の強い緊張や頸椎配列の乱れを示しており、放置すると関節変形を促進させる要因となります。
Q2:首の骨を鳴らす整体やカイロプラクティックは受けても大丈夫ですか?
A2:急激な力で首をひねってバキッと鳴らす施術(スラスト法)は、厚生労働省の通達でも一部危険性が指摘されており、椎骨動脈損傷や神経障害のリスクがあります。施術を受ける場合は、音を鳴らすことを目的とせず、筋肉や関節の可動性を穏やかに回復させる国家資格者(理学療法士や柔道整復師等)のもとで、リスクの説明を十分に受けた上で行うことが望まれます。
Q3:デスクワーク中に首の異音を感じたときの正しい応急処置は?
A3:音を確かめるように何度も首を回す行為は絶対にやめてください。まずは作業を中断し、両肩をすくめてストンと落とす肩甲骨の脱力運動を数回行いましょう。その後、蒸しタオルなどで首の後ろを温めて血流を改善させ、顎を引いて頭の位置を背骨の上に正しく戻すことが最善の初期対応です。