Q1:健診結果で「ST-T異常(非特異的ST-T変化)」と書かれていましたが、深刻な病気ですか?
A1:「非特異的ST-T変化」とは、心電図のST部分やT波にわずかな乱れがあるものの、典型的な心筋梗塞や狭心症のパターンとは断定できない状態を指します。自律神経のアンバランス、過換気、電解質異常、加齢、軽度の高血圧でも頻繁に出現します。ただし、初期の心筋虚血や心筋症の初期病変が隠れている可能性を完全には否定できないため、一度は循環器内科で心エコー検査等を受けることが推奨されます。
Q2:スマートウォッチから「心房細動の兆候」と警告が出ました。どうすればよいですか?
A2:慌てずにその時の状況(安静時か運動時か、動悸や息切れの有無)をメモし、ウェアラブル端末の心電図データ(PDF等)を出力または保存した上で、速やかに循環器内科を受診してください。早期に発見できれば、カテーテルアブレーション手術によって根治を目指せる確率が格段に高まります。
Q3:心室期外収縮はストレスやコーヒーの飲み過ぎでも起こりますか?
A3:はい、大いに起こります。自律神経の交感神経が優位になると、心室の細胞が刺激を受けやすくなり期外収縮が頻発します。過労、睡眠不足、精神的ストレス、過度のカフェインやアルコール摂取、喫煙などが代表的な引き金です。生活習慣を見直すことで消失・軽減することも多いですが、1日に数千回以上頻発する場合は心機能低下を招く恐れがあるため精査が必要です。
Q4:右脚ブロックと左脚ブロックでは、なぜ危険度が違うのですか?
A4:右脚は細長い一本の束であるため、軽微な負荷でも伝導障害(右脚ブロック)を起こしやすく、心臓の構造に問題がない健常者にもよく見られます。一方、左脚は太く強固な伝導路であり、これが遮断される「左脚ブロック」が生じている場合、左心室の広範な筋肉に心筋梗塞、重症高血圧、心筋症などの深刻な器質的ダメージが存在している可能性が高いためです。