おにぎりを包んで数時間後に食べる場合、美味しさと食感の軍配はどちらに上がるのか。調理科学の観点から水分の移動を可視化した実験によると、常温で持ち歩いて数時間後に食べるなら「アルミホイル」が圧倒的に優勢であるという明確な結論が出ている。
炊きたてのご飯からは大量の水蒸気が放出される。この水蒸気を逃がすスペースがあるかどうかが運命の分かれ道だ。ラップは高い密閉性を持つため、内部に充満した蒸気が水滴となって表面に逆戻りし、ご飯を湿らせてしまう。これが、時間が経ったおにぎりがベチャつく根本的な原因だ。
対照的に、アルミホイルは包んだ際に微細な隙間やシワが自然と生まれ、適度に通気性を保ちながら余分な水分だけを外へ逃がす。適度な湿度を保ちつつ、表面をふっくらと保つ調湿効果が自然に働くのだ。