競技時代、常に比較対象となったのがアメリカの王者ネイサン・チェンだ。4回転ジャンプの難易度を極限まで引き上げたチェンとの熾烈な頂上決戦は、世界のフィギュアスケートファンを熱狂させた。一方で、ジャンプの美しさと演技構成点を重視する羽生のスタイルと、技術点を徹底追求するチェンのスタイルの対立は、ファンの間でも激しい論争を呼んだ。
国際スケート連盟(ISU)のルール改定や採点基準の変化を巡り、「羽生優遇」あるいは「羽生冷遇」といった対立意見がネット上で噴出。こうした技術論争がいつしか感情的なアンチコメントへと発展し、競技の枠を超えた批判へと変化していった経緯がある。