大相撲の満員御礼は完売ではない?基準と札止めの違いを徹底解明

大相撲の満員御礼は完売ではない?基準と札止めの違いを徹底解明

大相撲の満員御礼は完売ではない?基準と札止めの違いを徹底解明について専門的な視点から解説いたします。最新の情報をお届けします。

土俵中央上空に鎮座する巨大な伊勢神宮様式の吊り屋根。その四方(東・西・正面・向正面)から、白地に赤い太文字で記された「満員御礼」の垂れ幕が下りてくる瞬間は、館内が最も沸くハイライトの一つです。

この垂れ幕は、かつては呼出(よびだし)が手動でロープを引いて掲出していましたが、現在の両国国技館では吊り屋根内部に組み込まれた機械制御システムによって一斉に巻き下ろされる仕組みになっています。掲出のタイミングは日によって微調整されますが、十両の取組終盤から幕内土俵入りの直前、あるいは中入り後の好取組が始まる直前にアナウンスとともに下ろされるのが一般的です。

そして、満員御礼が出た日に欠かせないのが「大入り袋(おおいりぶくろ)」の存在です。日本相撲協会では、満員御礼を達成した日、役員、審判委員、行司、呼出、床山、さらには出場力士や各部屋の関係者に至るまで、感謝の証として大入り袋が配られます。

袋の中身は高額な賞金ではなく、縁起を担いだ「五円玉(ご縁)や十円玉、または五十円玉などの硬貨」が入っているのが伝統的な慣習です。力士の手記や親方の証言によると、「金額の多寡ではなく、満員のお客様の前で相撲を取れた誇りと感謝の象徴」として、鏡山や化粧箱の中に大切に保管する力士が多いとされています。近年では、特定のプレミアムシートや記念企画チケットの特典として、来場客向けに特製の大入り袋が記念品として配布されるケースもあり、ファン垂涎のコレクターズアイテムとなっています。

吉田 誠
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吉田 誠

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