大分県別府市野田に位置する市営柴石温泉は、鉄輪温泉から山手へ車で数分、豊かな緑に囲まれた柴石川のほとりに位置します。その歴史は極めて古く、西暦895年に第60代醍醐天皇が、さらに1044年には第70代後冷泉天皇が病気療養のために湯治されたと古文書に記録されています。江戸時代に柴の化石が発見されたことから「柴石」と名付けられたと伝えられ、古くから霊験あらたかな名湯として庶民にも親しまれてきました。
現在運用されている施設は、別府市が「ふれあい・やすらぎ温泉地」として再整備した市営温泉です。渓流のせせらぎと豊かな樹林に囲まれたウッドデッキ調の空間設計が施され、単なる公衆浴場の枠を超えた上質な癒やしを提供しています。都市部のスパ施設にはない、「本物の源泉と自然環境が融合したウェルネス空間」として、国内外の高感度な旅行者から再評価が進んでいます。