万が一、猛毒を持つ危険アリに刺された場合、身体には激痛とともに熱感が走る。数分後には火傷のような水ぶくれ(膿疱)が生じるのが典型的な局所症状だ。だが、本当に警戒すべきは全身に及ぶアレルギー反応、すなわちアナフィラキシーショックである。息苦しさ、めまい、急速な血圧低下などが生じた場合、わずか数分の遅れが命取りになりかねない。
被害に遭った直後の行動手順は明確だ。まずは直ちにその場を離れ、アリの追加攻撃を回避する。身体に付着したアリを払いのけた後、20〜30分程度は安静を保ちながら症状の推移を見守る必要がある。刺された部位は冷水や保冷剤で冷やすのが基本だ。もし万が一、気分障害や劇的な蕁麻疹が現れた場合は、迷わず119番通報を行い、救急隊へ「外来アリに刺された可能性がある」と明確に伝えてほしい。