斎藤工のライフスタイルを語る上で欠かせないのが、本名名義である齊藤工としての映画監督・クリエイター活動です。2018年公開の長編初監督作『blank13』での国内外映画祭での高評価をはじめ、2026年公開の映画『スイート・マイホーム』や短編オムニバス企画など、監督・プロデューサーとしての地位を確固たるものにしています。
さらに、映画館のない地域や被災地、小児医療施設へ映画を届ける移動映画館プロジェクト「cinéma bird(シネマバード)」の主宰など、社会貢献と芸術普及を兼ねたライフワークにも心血を注いでいます。企画立案からロケハン、資金調達、脚本検討、現場指揮までを自ら手掛ける制作現場では、24時間すべてをクリエイティブに捧げる生活が常態化しています。
俳優として主演ドラマや大作映画の撮影スケジュールをこなしながら、監督業やボランティア活動を並行させる過密日程において、「家庭を持ち、家族サービスに時間を割く」という物理的余白を確保することは極めて困難です。仕事が単なる生活の糧ではなく「生き様そのもの」になっているストイックな現状が、独身という身軽さを必然的に選択させている要因となっています。