二の腕はなぜ太く見える?ノースリーブTシャツ着痩せの真実と選択術

二の腕はなぜ太く見える?ノースリーブTシャツ着痩せの真実と選択術

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インターネット上のファッション情報において、長年まことしやかに信じられているのが「腕を出したくないなら半袖を着るべき」という言説です。しかし、これはアパレル造形学の視点から見ると明白な誤解を含んでいます。

半袖Tシャツの袖口は、腕を「輪切り」にする視覚作用を持ちます。特に袖丈が二の腕の一番太い位置で止まる標準的なクルーネックTシャツは、横方向の直線を強調するため、かえって太さを強調してしまいます。対して、肩幅を広めに取ったスリーブレスは、首元から肩、指先までが一本の縦のラインとして知覚されるため、アスペクト比(縦横比)の錯覚によって腕全体が引き締まって見える現象が起こります。

また、「薄手の生地ほど涼しくて着痩せする」という思い込みも危険です。4〜5オンス程度の薄手コットンは、汗による張り付きや肉感の段差を克明に浮き彫りにします。着痩せにおいて重視すべきは、身体の起伏から一定の距離を保って自立するファブリックの「剛性」です。8オンス前後のヘビーウェイト生地は、肌と衣服の間に空気の層を作り出し、物理的な涼しさと視覚的な体型カバーを両立させます。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。