植物の同定において、最も確実で狂いのない基準となるのが「花弁(花びら)の枚数」です。手元のスマートフォンで写真を撮る際、まずは花びらを数えることで候補を一気に絞り込めます。
花びら4枚のグループには、アブラナ科植物が多く含まれます。庭のグランドカバーとして愛されるスイートアリッサムや、野草のナズナ、タネツケバナなどが代表格です。また、花弁ではなく苞ですが、ドクダミやヤマボウシも4枚の白いプロペラ状に見えます。
一方、花びら5枚のグループは植物界で最もバリエーションが豊富です。春の道端でよく見かけるハコベは、一見すると花びらが10枚あるように見えますが、実は深い切れ込みが入った5枚の花弁で構成されています。フラワーアレンジメントで不動の人気を誇るカスミソウや、白いシバザクラ、野草のミミナグサも綺麗な5枚の花弁を展開します。