スズメバチを狩る蜂の天敵ランキング!ハチクマの生態と最新の撃退法

スズメバチを狩る蜂の天敵ランキング!ハチクマの生態と最新の撃退法

スズメバチを狩る蜂の天敵ランキング!ハチクマの生態と最新の撃退法を詳しくリサーチ! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。

地上や草むらにおいても、蜂を巡る命がけの捕食劇が繰り広げられています。なかでも昆虫界屈指の好カードとされるのがカマキリと蜂の戦いです。

奇襲か集団戦か?カマキリと蜂の勝敗を分ける分岐点

大型のオオカマキリは、樹液ポイントや花周辺で吸蜜に訪れるスズメバチやアシナガバチをじっと待ち伏せます。電光石火の前脚(鎌)で蜂の首根っこを背後から挟み込み、反撃の毒針が届かない角度を保ったまま、強靭な口器で頭部からバリバリと咀嚼します。1対1の奇襲戦ではカマキリに軍配が上がることが大半です。

しかし、カマキリが蜂の縄張りに不用意に侵入し、警戒フェロモンによって集まった複数匹のスズメバチから集中攻撃を受けた場合、装甲の薄い関節部を刺されてカマキリ側が絶命するケースも確認されています。戦術と状況次第で勝敗が二転三転するシビアな関係性です。

クマが命がけで蜂の巣を襲う本当の理由

童話やアニメでは「ハチミツが目当て」と描かれることが多いクマですが、動物生態学の調査で判明しているクマが蜂の巣を襲う理由は明確に異なります。ツキノワグマやヒグマが求めているのは、糖分(蜜)以上に「蜂の幼虫や蛹が含む極めて純度の高い動物性タンパク質と脂質」です。

冬眠を控えた秋口、クマは短期間で大量のエネルギーを蓄える必要があります。スズメバチの巣は1つで数千匹規模の幼虫が密集する栄養の塊です。クマの皮膚は極めて分厚い毛皮と脂肪層で覆われており、眼球や鼻先など一部の急所を除けばスズメバチの針がほとんど通りません。痛手を負うリスクを冒してでも、巣を丸ごと破壊して貪り食うだけの強烈なメリットが存在するのです。

アシナガバチを食べる鳥たちの存在

住宅街やベランダ周辺で目にするアシナガバチを食べる鳥として代表的なのが、ヒヨドリ、モズ、ツバメ、カラスなどです。特にモズは「はやにえ」としてアシナガバチの成虫を木の枝に串刺しにして保存する習性があり、ツバメは飛翔中の働き蜂を空中で巧みに捕獲します。春先の女王蜂が単独で巣作りをしている時期に鳥に捕食されれば、その巣は初期段階で自然消滅します。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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