1947年5月8日生まれの小倉智昭氏は、70代後半を迎えた今も鋭いジャーナリズム精神を失っていません。獨協大学外国語学部を卒業後、1971年に東京12チャンネル(現・テレビ東京)へアナウンサーとして入社。競馬中継やスポーツ実況で卓越した話術を磨き、1976年にフリーへ転身しました。
テレビ東京系の『世界ビックリアワー』ナレーションや、フジテレビ系『ジョーダンじゃない!?』『どうーなってるの?!』の司会で頭角を現し、1999年4月にスタートした『情報プレゼンター とくダネ!』で朝のワイドショーの頂点に立ちました。オープニングのフリートーク「オープニングベル」は毎朝のトレンドを創出する名物コーナーとなり、2021年3月26日の最終回まで放送回数5,646回という金字塔を打ち立てました。
勇退の決断について、小倉氏は自著やインタビューで「体調面を考慮し、番組に迷惑をかける前に自らの足でマイクを置きたかった」と明かしています。病と向き合う時間を確保しつつ、自らのキャスター人生に美しく一区切りをつけるための前向きな選択でした。