「高さ約138.8m・底辺約230m」という数値を日本の代表的な構造物と比較すると、そのスケール感が鮮明に浮かび上がります。
高さの観点で見ると、現在のクフ王のピラミッド(約138.8m)は、日本の高層マンションに換算するとおよそ40階〜45階建てのタワーマンションに匹敵します。国内の著名な名所と比較すると以下の通りです。
- 通天閣(大阪府):全高約108m(クフ王のピラミッドの方が約30m高い)
- 神戸ポートタワー(兵庫県):全高約108m
- 霞が関ビルディング(東京都):高さ約147m(建設当時のクフ王ピラミッドとほぼ同等)
- 東京ドーム(東京都):建築面積約46,755㎡に対し、クフ王のピラミッド底面積は約53,000㎡(ピラミッドの敷地の中に東京ドームのグラウンドとスタンドが丸ごと収まる規模)
単に縦に高いだけでなく、底辺約230m四方という広大な底面積をベースに、平均2.5トンの切石を約230万個積み上げて作られた総重量約600万トンのメガストラクチャーです。現代のようなクレーンや鉄骨重機が存在しない青銅器時代初期において、これほどの質量を140m超の高さまで狂いなく積み上げた事実は、建築工学的に驚異としか言いようがありません。