作品の根底に流れているのは、作者Lommy氏の卓越した表現力と、優しい眼差しだ。描かれる日常は、クスッと笑えてどこかホッとする極上のキャラクターコメディとして成立している。カワウソがつく嘘は、誰も傷つけない。「嘘をついた後に照れくさそうに笑う表情」や「見破られて満足気な顔」など、コマの隅々にまで散りばめられた細やかな描写が読者の胸を打つ。
ジャンルとしては癒やし系Webマンガに分類されながらも、喜怒哀楽の感情表現が非常に豊かだ。登場する仲間たちとのやり取りも微笑ましく、読者は読後に温かな余韻に浸ることができる。日常の何気ないワンシーンを最高のエンターテインメントへと昇華させる手腕こそ、Lommy氏が誇る最大の魅力と言えるだろう。