Q1:大人になってからトレーニングを始めた場合、どのくらいの期間で車酔いへの効果を実感できますか?
A1:個人差はありますが、前庭動眼反射(VOR)首振り体操とバランストレーニングを毎日欠かさず実施した場合、約2週間から4週間で脳の適応が進み、乗り物に乗った際の不快感や動揺病症状の軽減を自覚できるようになるのが一般的な推移です。
Q2:市販の乗り物酔い止め薬を服用しながらトレーニングを行っても問題ありませんか?
A2:日常生活で乗り物に乗る際は薬を服用して構いません。しかし、自宅での日々の首振り体操などのトレーニング時は、薬を飲まずに行うのが原則です。酔い止め薬は内耳の感覚興奮を抑制するため、小脳が「揺れに慣れる」という神経可塑性の学習を阻害してしまうためです。
Q3:最新のVRゴーグルによる「VR酔い」も三半規管のトレーニングで予防できますか?
A3:予防効果が期待できます。VR酔いも「視覚情報(動いている)」と「内耳・体性感覚情報(止まっている)」の感覚乖離によって生じるため、首振り体操で前庭動眼反射を整え、感覚の統合耐性を向上させておくことで、VR空間内での適応力も向上します。
Q4:首振り体操をしている最中に少しフワッとするのですが、続けても大丈夫でしょうか?
A4:軽く視界が揺れる、あるいは少しだけフワフワする程度の違和感であれば、脳が刺激に適応しようとしているプロセスであるため問題ありません。ただし、生あくび、冷や汗、明確な吐き気が出た場合は過剰刺激のサインです。直ちに中止し、首を振る角度やスピードを小さくして再開してください。