ふわりと立ち上る、あの香ばしい匂い。一口含んだ瞬間に脳が解きほぐされるような感覚を覚えたことはないだろうか。これは単なる気分ではない。焙煎の過程で発生するピラジン(香気成分)と呼ばれる科学的成分が深く関係している。
近年の研究により、ピラジンには自律神経を整え、脳内のα波を増加させてリラックス効果をもたらす働きがあることが証明されている。日本茶・緑茶製造業界においても、茎(くき)を低温かつ短時間で均一に焙煎する高度な技術は高く評価されており、カフェイン含有量が控えめである点も相まって、夜の読書タイムやデスクワークのお供として爆発的な支持を集めている。