ふもとっぱらの地面は、一面の芝生に見えて下層に火山岩や小石が混ざり、雨が降ると非常に緩みやすいという二面性を持っています。突風や豪雨に耐えるための設営ノウハウは、一般的な平地キャンプ場とは根本的に異なります。
強風テント対策の基本として、付属のアルミペグやプラスチックペグは一切役に立ちません。強風に耐えうる28cm〜38cmの鍛造ペグ(または極太チタンペグ)を最低でもメインポール用に8本以上用意し、地面に対して45度の角度で深く打ち込みます。風の抵抗を受けやすい大型2ルームテントやヘキサタープは、風速予報が5m/sを超えている場合、あえてタープを低く張る(小川張りやロースタイル)、あるいは設営自体を見送る勇気が必要です。
また雨キャンプ対策では、サイト選びが明暗を分けます。ふもとっぱらは中央の通路付近や富士山寄りの低地に水たまりができやすいため、わずかに傾斜のある水はけの良いエリアを選ぶのがポイントです。テントのフロア下には必ずグランドシートを敷き、インナーテント内に浸水させない構造を作っておくことが快適性を維持する絶対条件となります。