2006年の公開当時、10代だった観客も今や30代、40代を迎えている。
10代の頃に観た「未来で待ってる」は、甘酸っぱく切ないロマンチックな約束に聞こえたかもしれない。しかし、大人になり、人生の別れや取り返しのつかない選択を重ねた後に見直すと、その響きは全く異なる重みを持って胸に迫る。
二度と戻らない一瞬の夏。二度と会えないかもしれない誰かとの約束。人は皆、過去へは戻れず、未来に向かって一方通行の時間を「走って行く」しかない。その普遍的なテーマ性が、20年という歳月を経てもなお色褪せない理由だ。